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 新谷かおる氏の航空戦マンガのエリア88。学生の頃、第2・第3世代のジェット機に興味を持ったのはこのマンガのセイでした。マンガの舞台は、架空の王制国家アスラン。中東地域っぽい設定地で物語は正規軍vs反乱軍という内乱戦の中で、主人公は正規軍から雇われた腕利きの傭兵パイロット部隊。当時、実際にあった様々な軍事的時事や論争、例えば、「中東戦争」「東西冷戦」「死の商人」「外人部隊」「大韓航空機事件」「武器実験場」等をマンガなりに取り込んでいて、一癖も二癖もある傭兵たちが交わす哀愁の漂うセリフを絡めて人気を集めました。
 しかし、なんと言ってもその魅力は、様々な軍用機を使って腕利き達が繰り広げる空戦だった。中にはかなりの距離からスパローを放ってすぐに反転したクセにちゃんと敵機を撃破してて、「そんなバカな」ってう場面もあるけれど、冷戦時代の政治的制約の多い現実とはちがって、読者としてはスカッとする戦闘シーンでありました。その人気は、テレビアニメや映画、家庭用デームなどもあって、専用の88_F8E.gifカラーやデカールが用意されたプラモデルも発売されていたほどです。
 それでは、キャラクター達の乗機を思い出してみましょう。主人公シンが愛機としたのは、まずF-8Eクルセーダー。超低空での対地攻撃中に突然金属製の巨大バリケードを張られたら、F-8Eは翼を瞬時に折りたたんでそのバリケードの間をすり抜けた!「それで何故失速しない!しかもそんな瞬時に折りたためるか~」。次にシンの愛機となったのはF-5EタイガーⅡ。安価で運動性能も良く西側諸国でベストセラーとなり、アメリカ空軍でもアグレッサー機として長く使われた機体ですよね。その後、司令官サキから「最も信頼する七人の兵士」に選ばれたシンは88_F-5E.gifイスラエル製の最新鋭機クフィルを乗機に与えられています。ミラージュⅢをコピーした機体だけど砂漠に良く似合う良い機体です。その後、サーブ35ドラケンにも乗ります。スウェーデン製のシブイ機体です。海外メーカーでこの機体のプラモデルを買って、そのバリの多さに驚いた事を思い出しました。そして次に乗機となったのは、当時まだアメリカ空軍でもプロトタイプしか無かったF-20タイガーシャーク。私もこのマンガで見て初めて知った機体でした。結局、F-16ファイティングファルコンの市場を崩せずに量産されなかったけど、魅力的な戦闘機です。そして最後の機種となったのがこれもまたアメリカ空軍製の前進翼実験機グラマンX-29。F-20もそうだが、世界に3機しか存在しない試作機なのに仕入れて来れるとは、恐るべし武器商人のマッコイおじさん。
 主人公シンの周りには、沢山の個性的な傭兵パイロットが居ました。元アメリカ海軍パイロットのミッキー、乗機はもちろんF-14Aトムキャット。このF-14Aはイラン空軍への輸出用の機体をイスラム革命のどさくさに調達してきたという時事ネタにもなっています。エリア88の司令官でアスラン王子でもあるサキはクフィルを中心に、ロックウェルB-1やF-15Aイーグルにも乗りました。最年少の黒人パイロットのキムはハリアーGrⅠ、紅一点のセラはA-4スカイホークだけでなくF-104スターファイターにも乗ってました。対地攻撃が得意のグレッグはA-4スカイホークの後に乗ったAー10サンダーボルトⅡのイメージが強いです。南ベトナム空軍出身のグエンはF-105Bサンダーチーフ。イギリス空軍出身のライウンデルはバッカニア、エリア88古株のモーリスはなんとレシプロのT-6テキサン、脱走兵殺しの3人組みはBACライトニング。武器商人マッコイはC-130ハーキュリーズで物資を良く運んで来ていました。
 一話程度でちょっとしか出てこなかったけど、F-111アドバークやF-100スーパーセイバー、RA-5Cビジランティや、フランス空軍のジャギュアも印象に残っている機体です。あと、当時一番メジャーであったF-4ファントムⅡは、何故か「その他大勢」とでしか登場してませんでした。エリア88と同時期に他誌で連載していた「ファントム無頼」では空自のF-4EJファントムⅡが一貫して主人公の乗機でした。そうそう、A-6イントルーダやA-7コルセアⅡなんかはA-4スカイホークとともに初期のエリア88基地によく脇役として描かれていました。
 また、敵であった反政府軍の機体はやられ役ですが88_MiG-17PFU.gif、MiG-17フレスコ、MiG-21PFMフィッシュベッド、MiG-27フロッガーD、Yak-38フォージャーと主にソビエト機が多かったです。MiG-17フレスコは私好みの機体でして、K-5空対空ミサイルを搭載したMiG-17PFUも登場しているのを確認出来ます。また、Yak-38フォージャーは、MiGばかり目立っていた当時のソビエト戦闘機の中で、とてもインパクトのあった機体でした。あと敵側にはフランス製のミラージュⅢも少し登場しています。そしてアメリカ海軍機のF/A-18も何故か良く敵側として出てきました。砂漠で自在に砂へ潜れる地上空母なんてのもありました。
 懐かしいなあ、TUTAYAでDVD版を探してこようかな。
 

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