イカルス(Ikarus)社で設計され、ロゴザルスキー(Rogozarski)社で製作されたユーゴラビア製の単座戦闘機。
木金混合構造の片持単葉翼、引込み脚が採用されている等、英国のハリケーンをかなり意識して設計されており外見もかなり似ています。1938年5月に原型機が初飛行し、ユーゴスラビア王立空軍に総計13機が引き渡されている。
木金混合構造の片持単葉翼、引込み脚が採用されている等、英国のハリケーンをかなり意識して設計されており外見もかなり似ています。1938年5月に原型機が初飛行し、ユーゴスラビア王立空軍に総計13機が引き渡されている。
1941年のユーゴスラビア王立空軍は、国産のIK-3、及びドイツ製、イタリア製、フランス製、イギリス製の軍用機を会わせて416機保有しており、同年9月から始まったドイツ軍のユーゴスラビア侵攻では、Bf109に護衛されたJu87やDo17の爆撃を抑える事は到底出来ず、貧弱な対空陣地も簡単に排除されて首都ベオグラードは12日間で陥落し、ユーゴスラビア王国は占領され枢軸国に分割占領されてしまいます。クロアチア地域のみドイツ傀儡としてクロアチア独立国が存続しますが、1943年にパルチザンの主導によるユーゴスラビア民主連邦、および1945年の正式なユーゴスラビア国家となるまで枢軸国占領下でありました。
Ik-3はドイツ軍のユーゴスラビア侵攻時、ドイツ空軍相手に果敢に迎撃戦に使用されますが13機のうち11機がドイツ軍に撃墜された記録が残っています。残った2機はドイツ軍による接収を恐れて破却されています。
スペックを見るとIK-3は、同時期のハリケーンMkⅡより少し優れている数値であり、プロペラ軸にモーターカノン式の20mm機関砲も標準装備されたナカナカのポテンシャルでしたが、経験豊かなドイツ空軍相手に絶望的な迎撃戦を展開せざる得なかった事は間違いありません。
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