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 対空戦車とは、戦車や装甲車の車体を利用した機動性の高い対空銃砲を搭載した車両で、機動力の高い事から前線部隊や輸送部隊の防空に用いられた兵器である。第二次世界大戦では対空ミサイルの実用化が無かったため、それほど高い撃墜率を持っていなかったが制空権を失った陸上部隊にとって無くてはならない存在であった。相対的に装甲が薄く地上戦には向かない存在であるが、搭載銃砲の発射速度が速い為、しばしば地上戦闘でも実績を残している。
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 今回はその中でも、ドイツ軍のⅣ号戦車の車体を利用した対空戦車を紹介。
Sd.kfz.161/3メーベルワーゲン……37mm対空機関砲を1門をオープン稼動式砲塔に搭載したもの。
たった1門の対空砲ながら生産性が高く1943年3月から1年間に240両が生産され終戦までドイツ対空戦車の主力を勤めた。
Sd.kfz.161/4ヴィルエルヴィント……上記のメーベルワーゲンを補うため生産開始された4連装20mm対空砲を9角形砲塔に搭載したもの。ミリタリーファンにはおなじみの車両だが、4門の20mm機関砲を搭載するも射程・威力が物足りず、メーベルワーゲンよりも対空戦闘能力は劣っていた。対空戦闘時には砲塔内が狭く指揮観測官は砲塔外に立たなければいけないという滑稽な面も持っていた。生産に関しても84両でありそのほとんどがⅣ号戦車からの修理改造であった。
オストヴィント……メーベルワーゲンの火力不足を鑑みて、メーベルワーゲンから37mm対空機関砲1門をより強力な
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ものに換装し、砲塔はヴィルエルヴィントと似たような6角砲塔となった。砲塔の派生形と合わせて43両が生産されている。
オストヴィントⅡ……オストヴィントの単装を縦型連装に強化する設計車両であったが実現せず。
Flakpanzerwagen604/4クーゲルブリッツ……Uボート21型に搭載予定であった密閉式砲塔を転用搭載した対空戦車。毎分650発の発射速度を持ったラインメタル社の30mm機関砲を2門搭載した強力なものであった。1944年4月から開発開始されたが、工場及び資材は戦況悪化の影響を受け完成したのは僅かに3両であった。
 連合軍側においても、それぞれ既存の戦車や自走砲の車体を利用したものが実戦化されているが、何れにおいても第二次世界大戦時の対空戦車は、決定的な対空防御力を持つものではなく、実戦投入数も少なく、「威嚇力」「抑止力」の性格が強いものであった。

 

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